福岡の「声もいい男」研修講師 野見山ともたか

福岡を中心に活動する「声もいい男」研修講師 野見山ともたかが「講師」「コミュニケーション」「ソーシャルメディア・SNS」「読書」を中心に書いていきます。

「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」を読んで:吉田松陰に学ぶ読書の技法

   

「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」(by楠戸義昭)を読んで


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吉田松陰。
私塾「松下村塾」で、久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文など多くの志士を世に送り出した幕末の教育者です。
幕末のキーパーソンの一人として、歴史好きな方もそうでない方も知らない人はあまりいないのではないでしょうか。


吉田松陰が残した数々の名言をもとに、吉田松陰の人となり、思想・哲学を読み解いたのが、楠戸義昭さんの著書「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」(知的生き方文庫)です。



本書の中で、私が特に興味を持ったのが、吉田松陰の読書に対する考え方。
この吉田松陰の読書の技法は、現代だからこそ役立つと思いますので、ご紹介します。


読書で学んだことを実行に移すことが重要である


吉田松陰の著作に「講孟箚記(のちに講孟余話に改題)」があります。
これは、中国の戦国時代の思想家である孟子の思想を記した「孟子」についての注釈や見解をまとめたものです。
「講孟箚記」に読書についての記述があります。


読書によって道理を深く追求しながら、これを実際に考え、実行しない者は、弓で的を射る際、その大小遠近のすべてをくわしく知りながら、いまだ一度も弓を取って練習したことのないのと同じである。それでは弓を放ったとしても遠くまで届かず、的を射ることができないのはいうまでもない。だから、実行・行動することが重要なのだ。これは学問ばかりをして、行動しない者の戒めとすべきだ
(「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」 P.43)


この考え方は「講孟箚記」だけでなく、吉田松陰が残した他の著述や言葉にも出てきます。


ビジネス書や実用書は読んで満足してはダメです。
自分に役に立つところがあれば、実際に行動に移すことが大事なのです。


ビジネス書などに書かれているものすべてを行動に移す必要はありません。
読んでいて、「これならできる」というものがあれば、実行すればいいのです。
実行して良かったならば習慣化し、合わなければやめればよいでしょう。


私も本を読んでいて、これはすぐに実行できると思ったものは、読んだ後に実行に移すようにしています。


自分が感じた所をノートなどに抜き書きする


吉田松陰は松下村塾の塾生に対して、ある指導をしていました。
それは「抜き書き」
本を読んだ後、自分の感じる所を抜き書きするよう指導していたそうです。


抜き書きについて、吉田松陰はこう考えていたようです。


今年抄録(抜き書き)した箇所が、来年になればこんな所をなぜ抜き書きしたかと愚かに見える。その翌年にまた抄録すると、前年のものが愚かに見える。それだけ年々、自分の知識が向上している徴だ
(「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」 P.55)


私は、本を読むときに気になる箇所は付せんを貼っておきます。
読み終えた後、付せんを貼っていた箇所を抜き書きしています。
抜き書きしたものは、Evernoteなどに残しています。


ただ、抜き書きしたものを1年後に見返すことをしていなかったので、これを実行に移します。


この吉田松陰の読書技法は、あたりまえのことですが、以外とできていないのではないかと思います。
吉田松陰の言葉にしたがって、さっそく実行に移していきます!

この記事を書いた人

野見山ともたか
野見山ともたか
福岡を中心に活動している「声もいい男」研修講師。野見山朋尚です。
読書とゲーム、そして、スーパーロボットと仮面ライダーが大好きです。
「楽習」をモットーに自他ともに認める「いい声」と「わかりやすい話」で講師を務めています。

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