プロセスと結果、どちらを重視すべきか?
2016/11/23
結果も重要だけど、もっと重要なのはプロセスである
「プロセス」と「結果」。どちらを重視すべきか。
これは1つのテーマとして多くの方がさまざまな意見を述べています。
「プロセス」と「結果」についての私個人の意見。
当たり前の話ですけど、どちらも重視すべきです。
プロセスもしっかりと行って、良い結果となるのが一番。
でも、より重視しなければならないのはどちらかと言われると、私はプロセスの方だと考えています。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
この言葉は、肥前国平戸藩の9代藩主・松浦清(松浦静山)が著した剣術書「剣談」に書かれたもの。
野球解説者の野村克也さんが監督時代によく引用されていたので、野村克也さんの名言として有名ですね。
勝つときは、自分側に勝因となるものがあって勝つ場合もあれば、なぜかラッキーなことが起こって勝ってしまう場合もあります。
一方、負けたときはアンラッキーで負けるということはなく、必ずどこかに敗因となるものがあるのです。
負けたときは、なぜ負けたのかを徹底的分析する。
そして、勝ったときは「勝った、勝った」と喜ぶのではなく、その勝ちがどんな勝ちなのかを把握しておくことも大事です。
ちゃんと勝つ要因があって勝ったのか。
ただのラッキーだったのか。
もしかすると、本当は負けの可能性が強かったのが、たまたまラッキーで勝っただけかもしれないのです。
結果だけを見て終わりにするのではなく、結果を分析して、それをプロセスに反映する。
勝因となったプロセスがあったら、それをさらに磨いていく。
負けたときは、悪いプロセスは修正し、良いプロセスは磨きをかける。
プロセスがあって結果がある。
だからこそ、結果以上にプロセスを重視すべきだと思うのです。
この記事を書いた人

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福岡を中心に活動している「声もいい男」研修講師。野見山朋尚です。
読書とゲーム、そして、スーパーロボットと仮面ライダーが大好きです。
「楽習」をモットーに自他ともに認める「いい声」と「わかりやすい話」で講師を務めています。
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