福岡の「声もいい男」研修講師 野見山ともたか

福岡を中心に活動する「声もいい男」研修講師 野見山ともたかが「講師」「コミュニケーション」「ソーシャルメディア・SNS」「読書」を中心に書いていきます。

「心を整える8つの脳開発プログラム(byアルボムッレ・スマナサーラ)」を読んで

   

仏教が教えてくる「ものの見方」:「心を整える8つの脳開発プログラム」を読んで


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先日、アルボムッレ・スマナサーラさんの著書「心を整える8つの脳開発プログラム」を読みました。



本書は、脳のメカニズムや脳の開発方法について、仏教の智慧からの読み解きを試みた本。
大脳や原始脳のしくみを理解した上で、心の問題を解決できるよう脳を開発するためのプログラムが書かれています。


本書「心を整える8つの脳開発プログラム」に出てくるプログラムはどれも実生活で役立つものばかり。
その中でも、情報への接し方やものの見方に関するプログラムは、現代社会では必須ではないかと思います。


情報を得たときの姿勢について、アルボムッレ・スマナサーラさんはこう書いています。


何かを聞いたりして情報を得たとき、いきなり判断しないで、データにのっとって判断するようにしましょう


得た情報を鵜呑みにするのは危険です。
情報の鵜呑みは、自分の聞きたい部分(都合のいいところ)だけを聞くことになります。
その結果、間違った判断をすることに。


得た情報だけで即座に判断せず、データをある程度集めた上で判断をしましょう。


では、自分が考えだした意見についてはどうあつかうべきか。
アルボムッレ・スマナサーラさんは本書「心を整える8つの脳開発プログラム」でこう書いています。


「自分の意見は正しいかもしれません。間違っているかもしれません」という態度をとってみましょう


自分の意見すら鵜呑みにしないということです。


他の人が言ったことも鵜呑みにせず、自分の意見も鵜呑みにせず、それぞれの意見を突き合わせて理性で考えます。ふと浮かんだ自分の意見さえも「いろいろなものの見方の一つだ」と考えて、他人の意見と照合し、固執しないように気をつけましょう


自分の意見に固執することも、また「鵜呑み」。
他者の意見であろうが、自分の意見であろうが、「ものの見方の一面」として冷静になることが求められます。


これはなかなか難しいことかもしれません。
でも、これを身につけると広い視野で思考することができるようになります。


「判断」はすべて決定事項ではなく、いつでも保留事項。新たなデータが入り次第、必要に応じて自分の意見を改良できるように、つねに「pending(保留)」状態にしておくのです


情報は常にアップデートするもの。
今日得た情報も、明日になったら変わっているかもしれません。
決めた判断を「決定」ではなく「保留」にすることで、新たなデータが入り次第、柔軟に対応を変えることができます。


自分の意見を含めたすべての情報を鵜呑みにせず、分析した結果をも「保留」にして柔軟に対処できるようにする。
世界情勢や技術の進歩などで大きな変化が次々と起こる現代において、身につけておきたい思考法ですね。

この記事を書いた人

野見山ともたか
野見山ともたか
福岡を中心に活動している「声もいい男」研修講師。野見山朋尚です。
読書とゲーム、そして、スーパーロボットと仮面ライダーが大好きです。
「楽習」をモットーに自他ともに認める「いい声」と「わかりやすい話」で講師を務めています。

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